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歯磨きの基本的な仕方

こんにちは!
歯科衛生士の田村です。

今回は” 歯磨きサロン らしく歯磨きについて。

実は、歯や口腔内については更新していましたが
「歯磨き」については初めてです!

それは、歯の形や生え方・補綴物の有無
お口の大きさや生活習慣など…人それぞれ違うため
磨き方や必要な清掃用具が変わるからです。

なので、今回は
どんな状態の方にも共通して実践して頂ける
基本的な磨き方について説明していきます。

 

ハブラシの持ち方

持ち方は、ペングリップです。
鉛筆持ちとも言います。

力が入りやすい方には親指と人差し指の2本のみ
力が入らないように磨くことをオススメしています。

手をグーの形にして、握るように持つと
力が入りやすくなりゴシゴシ磨いてしまいます。

ゴシゴシ磨くと歯は削れ、歯茎も下がってしまいます。
そうなると歯の根の部分がでてきてしまう為
刺激を感じやすくなり知覚過敏の症状がでてしまうからです。

根っこの部分はエナメル質が無いため
むし歯にもなりやすくなります。

また、ハブラシを強く当てると
ハブラシの毛先は寝てしまい、歯をなでている事になります。
なので十分に磨けません。

一生懸命磨いているつもりでも
歯や歯茎にダメージを与えていることになります。

気をつけて磨きましょう!

ハブラシの動かし方

ハブラシを横に動かすだけではダメです。
歯一本一本磨くイメージで細かく動かすのがポイントです。

大きく動かすと歯と歯の境目のところに
細かい汚れは入ってしまうからです。

この磨き方は歯の表側・裏側・咬合面
全てに使えます。

 

次に縦磨きです。
ハブラシの毛部分の先端かかとを使います。
どちらがいいかは動かしやすい方で大丈夫です。

これは前歯から小臼歯(ショウキュウシ)にかけての表側
前歯の裏側、奥歯の内側に使えます。

歯と歯の間の面に当てるよう意識してみてください。
鏡を見ながらやると、当てやすいです。

前歯は歯を縦に三等分にし
右・真ん中・左
と分けて磨くとキレイに磨けます。

舌の磨き方

舌の磨き方はとにかく優しくです。

舌にはヒダがあり、その隙間に
汚れが溜まり白く見えたり
口臭の原因にもなります。

舌は粘膜なので、強く磨くと
傷つけてしまうことがあります。

舌の根の方から先端にかけて
毛先で撫でるように汚れを取ります。

この時、歯磨き粉は付けずに行ってください。

研磨剤などが入っていると
これもまた、舌を傷つけてしまいます。

まとめ

これらの磨き方は
子供から大人まで、入れ歯やブリッジが入っている方も同様です。
どの方にも実践して頂けると思います。

ただ、入れ歯やブリッジとなると
それ自体を磨く過程が必要になります。

子供にも生えたてなのか、隙間はあるか、叢生(ソウセイ)ではないか、など
実際にはこの磨き方にプラスしてその状態に合った磨き方・補助器具が必要になります。

「 優しく当てて、細かく動かす 」
これだけでも意識してもらえれば、全然変わりますよ!

さっそく、やってみてください!

 

 

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